RG92エキスを用いた魚のへい死率改善の取り組み事例の紹介

陸上養殖の課題のひとつに「魚のへい死」問題があります。

今夏開催されたシーフードショーでも多くご相談いただきました。

へい死の要因は、以下の3つに大きく分けられますが

  • 有害物質による中毒死
  • 酸素が欠乏することによる死
  • 疾病死

RG92エキスは、なかでも③の病気による魚のへい死率の改善に大きく寄与します。

今回は実際にRG92エキスを用いて、へい死率の減少と成長率の向上を実現した事例をご紹介します。

目次

「病弱なヒラメ」を何とかしたい

大分県佐伯市は、同県のヒラメ養殖の主力拠点として有名です。

ここでヒラメの養殖場を経営する木野さんは、陸上養殖業者にとってはマストといってよい「へい死問題」に悩んでいました。

ヒラメは免疫力が低くて病気になりやすい、一生懸命に育てても稚魚から成長して出荷できるのは6割ほどと歩率の悪さが課題でした。

さらに、餌代やエネルギー費の高騰も経営のひっ迫に拍車をかける状態に。

お金と時間をかけて育てても、半数近くがへい死してしまう問題を何とか改善したいと模索して見つけたのが「温泉藻類RG92」でした。

へい死率の減少と成長率の向上が図れることを確信

温泉藻類RG92
顕微鏡で見た温泉藻類RG92

この「温泉藻類RG92」は、温泉の湧出量が日本一を誇る大分県は別府温泉で発見された微生物です。

大分県のバイオテクノロジー企業「サラビオ研究所」が発見し、特許をとっています。

高い抗炎症、抗糖化、抗酸化作用をもつ【温泉藻類RG92】なら、「もしかしたらヒラメにも効くのでは」と考えて、オファーを出してRG92エキスを用いた給餌試験をスタートしました。

試験をスタートさせてしばらくしてすぐに効果を実感されたそうです。

ひと月も経てば、体が大きくて色合いもつやが出て、個体の大きさも通常飼育で育てたものとは明らかに違っていました。

一番の課題だった「へい死率」も、例年40%前後もあったへい死率が、飼育開始4か月の時点で依然として0%をキープ。

約250日間の実証実験では、倍以上の差をつけて改善が見られました。

さらに、成長率もよく早くに出荷できたので餌などのランニングコスト削減につながりました。

「RG92エキスは餌に混ぜるだけで、大規模な設備投資もいらず、増体やへい死率の低下など薬代や餌代も抑えられるので、水産養殖業界にとって革命です。同じように養殖の経営に悩んでいる方におすすめしたい」

様々な魚種でも実証実験を実施しています

RG92エキスを用いた実証実験はシマアジやタイ、トラフグ、チョウザメの養殖現場でも行われています。

陸上養殖で「へい死率の改善」「成長率の向上」「ランニングコストの削減」など、打開策をお探しの方は、ぜひお問い合わせください。

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